釣行記 その4                            
日時: 2006/6/9 13:00〜20:00
場所: 戸津井港
MAP:
潮: 大潮
天候: 曇り
参加者: 藤原、dai、ホッシー
周辺情報: 周辺には何もありません。自販機のみです。駐車料金500円です。

 毎週のように週末雨が降っていた為、延期となっていました第4回大会がようやく決行となりました。今回は二日目に中長渡船という結構有名(らしい)な渡船にて筏釣りをメインとしていた為、4年ぶりに和歌山に行くこととしました。毎年ワールドカップの年に和歌山に行っているように思えます。初日は、中長渡船のある由良町周辺にて釣ることとしました。
 朝7時30分に自宅を出発し、dai→ホッシーと拾い、湾岸線を走っていたところ、daiが宿にするテントを忘れてしまったとの発言。戻る訳にもいかず、一同考えた結果、新しいテントを購入する結論となりました。その理由は、素泊まり3千円×3人=9千円 →テントが買える。なんともすばらしい発想にて、御坊ICを降りた所にある、コーナンにてテントを購入しました。今度のテントは5.5畳のビッグテントです。いつも男4人が微妙に触れあるそんな状況を一変できそうです。そして、御坊IC近くにあるフィッシングオーシャン御坊店にて餌を購入し、煙樹ヶ浜に向かいました。
 煙樹ヶ浜に到着すると、風と波が思った以上強く、投げるのにはしんどそうなので、場所を変更することに。そのまま北上し、やっと決まったのは、戸津井港でした。
 

 波・風ともに強そうな港です。

 ようやく釣り開始ですが、先に来ていたおそらくアオリイカ狙いの二人組みがうろうろしていた為、投げにくかったのですが、とりあえず投げてしまえと、3人共投げ込みます。続いてホッシーお得意の穴釣りが開始されました。しばらくして、ホッシーが釣れたで〜と少し遠くのほうから言ってきたので、何が釣れたか分からなかったのですが、小さい根魚っぽい魚でした。ガシラと思ったのですが、daiに、「あれハオコゼちゃうんか?」と冗談で言っていたら、本当にハオコゼだったようで、しばらくしてホッシーがその被害に・・・。そしてなぜか確認にいったdaiまでもが被害に会うという、最悪の事態が発生。ホッシーが痛い、ヒリヒリするといった症状を教えてくれましたが、とりあえず洗うことしかアドバイスできません。ホッシーはその後、釣ったガシラを見てもこれハオコゼか?と疑っていました。あれだけ釣ってきたガシラなんですけど・・・。

 ガシラを不良っぽくした感じですが、ヒレに毒があります。

 しばらくして、周辺のテトラで皆にガシラが釣れましたが、サイズが小さく、記録更新とはいきません。アタリはポツポツあるんですが、餌取りであるベラやフグがどうやらつついているいるようです。投げ釣りに関しては、全くと言っていいほどアタリがなく、さっぱりでした。
 派止の先端では、おっさん3人がアジを餌に、アオリイカを狙っていました。港のあちこちに墨があったので、ここはどうやらアオリイカが濃いエリアかも知れません。秋に来れば、いいかもしれません。

 猫が日陰に並んでいます。

 そして、日が傾きかけた頃、また1人おっさんがやってきて、サビキ釣りを始めました。しばらくすると、群れがやってきたようで、面白いように釣れます。そしていらない魚は、後ろに投げ、猫の餌になっていました。
 私とdaiはアミエビがなかったのですが、サビキをだして、おこぼれをもらう作戦に出ました。しばらくすると、群れが大きくなり、サバ・イワシがアミエビなしで釣れ始めました。そしてホッシー含め3人でサビキをして、夜8時ごろ終了となりました。

 おっさんそこは、ホッシーが刺されたとこやで!

 そして、宿を求めて良さそうな浜を探しにいきましたが、なかなかいい浜が見つかりません。そして、1時間ほどうろうろした結果、名前も知らない浜にテントを張る事としました。
 カップラーメンをすすり、ビールを飲んで、いざ明日の筏に備えるべし。

 翌日の朝。daiが珍しく、5時に起床。

直線上に配置

日時: 2006/6/10 5:30〜15:00
場所: 衣奈港 中長渡船 筏
MAP:
潮: 大潮
天候: 曇り
参加者: 藤原、dai、ホッシー
周辺情報: 餌屋は、近くにありません。国道にて仕入れるべし。駐車場少なく、港に止めると、500円取られます。

 さて、当日は5時30分頃到着となりました。すでに駐車場はいっぱいで、港に止めることに。渡船のおっちゃんがお前らなにもんや?みたいな怖い顔をして、聞いてきたので、予約していることを告げる。すると直ぐに行くとのことだが、まだ荷物も出してないので、次の便でいくことを告げる。なんか、一方的に話しかけられ、初めての客に説明ぐらいしろと突っ込みたくなるが、まあ人気渡船だけに予想はしていた。そして荷物を降ろし、餌がやや少ないので近くのぼろい店で餌を買うことに。daiとホッシーがいっている間に、渡船が戻ってきて、やや焦ったが、何とか荷物を積み、いざ筏へ向かう。
 マリーナ前っていう筏を希望していたのだが、どうやら選べないみたいで、2番目に着いた筏で降りてと命令される。それも首で。かなりむかついたが、まあしゃあないと割り切って筏に乗る。一つの筏に今回は5人乗ることになった。1人は先客でおっさんA。1人は一緒にきたおっさんB。そして俺ら3人。貸切はやはり無理のようである。さっそく準備に取り掛かる。団子をコネコネである。ホッシーは投げと胴突きをやるそうで、シラサを付け釣りを開始する。

 さてどうなることか・・・。

 30分ほど何も釣れない時間が続いた。ホッシーはすでに釣れへんとぼやき気味。そんな中、最初にアタリがあったのは、私でした。団子に反応が出始めたので、とりあえず合わすと、キス 20cmが釣れた。これでどうやら下は、砂地なんだと推測できた。続いてホッシーの投げ竿にアタリが。これまたキス15cm であり、本気で狙うとかなりのキスが釣れそうだと感じた。その後、ホッシーの投げ竿にキスが続けて釣れた。しかし、前日に仕入れたアオイソメが少なく、あまりたくさん使えない状況であった。そんな中、胴突きでホッシーが カワハギ 20cmを釣り上げ、嫌な餌取りの存在を教えてくれた。やはり団子については、小さなアタリはあるものの、釣れるまでには至らず、苦戦が続いた。
 しばらくすると、ホッシーがまた釣れへんとぼやきながら、眠りに入った。
 寝るなんてもったいないね。

 団子を落とし続けるべし。

 しばらくして、私の竿にアタリがあった。カワハギ19cmであった。やはりこいつが餌取りでつついていたようだ。daiは何も釣れないよりはと、カワハギ狙いに切り替えたようだ。しかし、その餌取りもいなくなる。よく餌取りがいなくなったときが、大物が近づいていると言うが、それがそうだったのかはよく分からないが、daiの竿が大きく曲がる。このとき、私はとりあえず釣れた魚を写真に収めている最中で、どういう状況であわせたのかは分からなかったのだが、とりあえずデカそうだ。daiが糸も巻き取れず、海に落ちそうになっている。落ち着いてタモを用意する。が・・・ぶちっ と糸は切られ、痛恨のバラシである。daiが真っ白になる。残念。獲物が何だったかは分からないが、大物をバラシたことは間違いなかった。
 これを見て一同テンションがあがってきた。ホッシーも起きだし、胴突きを再開する。

 中長丸 エンジン全開!

 そしてホッシーの胴突きに大きなアタリが。必死に巻くホッシー。しかしまたもや糸が切れ、痛恨のバラシ。このあと、同じような大きなアタリをまたもやバラす。獲物がなにかは分からないが、チヌだとすればかなりの大物だったに違いない。

 そして、お昼過ぎ。ミラクルが起こる。皆の竿にアタリがなく、餌取りもいない状況。サシエがそのまま残るという状況である。そんな時、私の竿にやや小さいアタリがあり、とりあえず合わせると、大きな引き。これはと思った瞬間、手が滑り(手術用手袋着用の為)、竿を海に落としてしまった。慌てて拾おうとするが、すでに届かないところまで落ちており、呆然と見送るだけであった。あーあーとしょげていると、隣のホッシーの竿に大きなアタリが。ホッシー慌てて糸を巻く。かなりの大物に違いない。この竿の曲がりは!慎重にホッシーが巻き上げ、ようやく姿が見え始めたと思ったところ、先ほど海に落とした私の竿が浮かんできた。なんとホッシーが私の竿を釣り上げたのだった。そして竿を拾い上げると、先ほどあわせた魚がまだついているではないか。急いで巻き上げると、チヌの姿が見えた。しかし、筏のロープに絡み、回収できるか分からない状況である。タモをチヌの近くに寄せると、奇跡的に糸のカラミが解け、巻き上げることに成功。そしてようやくチヌを釣り上げたのでした。

 それがこのチヌです。

 まさかの展開に、しばらくぼーっとしてたら、今度はホッシーの竿が海中に引きづりこまれた。これにもさすがに反応できず、ただ呆然とするのみであった。しばらくして、再びミラクルが起こるかと期待したが、さすがに海に落ちたものが再びあがってくるようなことは、起こるはずもなかった。
 そして、このあと、またもやホッシーの投げ竿にも大きなアタリがあったが、これもバラシてしまった。ホッシーはこれで4度の大きなアタリをバラシたこととなる。糸が古いんちゃうか?
 そして、15時ごろ団子もなくなったところで、納竿とした。

 今回の筏の釣果。皆のバラシがなければ、中長渡船のHPに乗れたかも?

 今回の筏は、まさにミラクルの一言。まさかの展開に笑いが止まらなかった。釣り上げたホッシーに感謝。今度からは、竿に紐を付ける事を忘れないようにしようと思った。この日の中長渡船の釣果は全体的にあまりよくなかったようだ。3週間ほど、第4回が伸びてしまった為、のっこみが終わり、チヌも産卵後の体力が落ちているときであった。そんななか、素人3人がおっさんに混じり、大物と格闘できたこと、1匹釣り上げたことは、賞賛に値すると勝手に思ってます。次回は、のっこみシーズンに来たいですね。

 帰ってチヌさばいた際、胃袋の中身を調査した結果、撒き餌の”麦”が詰まってました。次回から、麦をたくさん入れたいと思います。

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